長時間のパチンコ&パチスロにコーヒーはなくてはならないものと考えている人は多いのではないだろうか。
かくいう私も、昔は遊技中結構な本数のコーヒーを飲んでいた。
ただ、健康管理に気をつけるようになったここ数年は1日に飲むコーヒーを1本までと決めている。
コーヒーを飲まない理由はカフェインの利尿作用による水分の喪失予防と、私が患っているであろう慢性前立腺炎の悪化を避ける為。
前者は確かにと思う人も多いかと思うが、後者についてはなぜと思う人も多いと思う。
どうしてカフェインが慢性前立腺炎を悪化させるかは詳しく分からないが、一般的には血管拡張効果によって前立腺の炎症を悪化させてしまうといわれている(その他にも様々な仕組みがあるようだが)。
慢性前立腺炎の代表的な要因や症状は以下のとおりだ。
要因
長時間のデスクワーク、長時間の乗り物での移動、長時間の自動車運転、自転車・バイク(特にスポーツタイプ)など、前立腺の機械的刺激が大きな要因です。疲労、ストレス、飲酒、冷えなどによる体の抵抗力低下もリスクファクターです。
症状
排尿症状:頻尿、残尿感、尿の勢いが弱い、排尿後尿が漏れてくる、排尿痛、尿道の違和感
腹部症状:下腹部、足の付け根、会陰部(肛門の前)の鈍痛、違和感、不快感
その他:睾丸の鈍痛や不快感。陰のうの痒み。下肢(特に太もも)の違和感、しびれ感。勃起障害(ED)の原因になることもあります。
何日も連続して遊技をし、連日コーヒーを飲みまくっていた夜、腹部症状の中の「会陰部(肛門の前)の鈍痛」というのが頻繁に起こるようになった(夜中痛くて目が覚めしばらくトイレに籠る事も)。
お尻と性器の間くらいが急に痛くなって尿意や便意を催すのに出ないという症状に見舞われたことがある男性は多いと思う。
それまでも数か月に一度くらい同じような経験をした事があったが(最初はその辺りの筋肉がつったのかと思っていた)、これまでよりも症状が重く挙句の果てに気分まで悪くなり寒気までする始末。
最初は前立腺癌や前立腺肥大症等を疑ったが、生活習慣を鑑みると前立腺炎の可能性が一番高いと思いいろいろと調べてみた。
そして、カフェインと慢性前立腺炎の因果関係に辿り着いたというわけだ。
それからはコーヒーを飲む量をかなり減らし、パチンコ店では一日だいたい1本までと決めて遊技するようになった(家ではカフェインをカットしたカフェインレスコーヒー(デカフェ)に変更)。
その効果もあってか、しばらくは軽度の症状が出ていたものの次第に出なくなり数年経った今では全く問題なく生活できるようになった。
一般的な薬物療法以外の治療は生活習慣の改善が主になるようだ。
原因となる長時間の座位を避けたり、アルコールやカフェイン、刺激物の摂取を控える、疲労やストレスをためないようにする、肉を控えめにし生野菜を多く食べるようにする等、規則正しい生活を心がける事が非常に重要になるらしい。
ケールの青汁が慢性前立腺炎に良い等という口コミやブログ等も多いが、ケールと慢性前立腺炎について研究した論文は見受けられず、紹介しているブログの多くは青汁のアフィリエイトサイトだったので信憑性については分からない(もちろん青汁は体に悪いものではないと思うし、私も毎日モロヘイヤの青汁を飲んでいる)。
慢性前立腺炎は病態が不明な点も多々あり治療が長期間に及ぶ事も多いようなので焦らず長いスパンで治療する事が必要なのかもしれない。
パチンコ・パチスロ遊技は上の引用文の病気の要因に書かれているように長時間座った体勢で遊技し、疲労やストレス、冷え等、かなりリスクが高い事が分かる。
カフェイン自体はデメリットばかりではなくメリットもたくさんある成分なので、一概に悪いとはいえないが、少なくとも現在慢性前立腺炎のような症状が出て悩んでいる人は一度対策をとってみるとよいだろう。
若い内はいろいろと無理をしても問題はないかもしれないが、年をとるごとにガタがきやすくなるので健康には十分に気を遣った方がいいだろう。