確率通りにボーナスが引けない、他の人は当たりまくるのに自分は設定1の確率ですら引けない、なんて事はパチンコ・パチスロを嗜んでいれば日常茶飯事。
こういう状態になったら、遠隔を疑いパチンコ店を恨む集団と確率通りに引けない自分を腹立たしく思う集団に分かれる。
パチンコ店に体を縛り付けられて無理やり打たされているわけではないので遠隔を疑うなら行かなければいいし、運の悪い自分を責めても時間は戻らない上に精神衛生上よくないのでどちらもおすすめはしないが・・・。
そういう時は古来からの風習に縋ろう、という事で縁起担ぎや厄除け、魔除けの意味を持つ『盛り塩(もりしお、もりじお)』にチャレンジしてみた。
盛り塩とは
盛り塩とは
玄関先や部屋の端などにお塩を三角の状態に盛って置いておく盛り塩は、日本でも古くから厄除けや魔除けの風習として現在でも行われています。
元々は中国の古い故事から始まったとされていますが、日本でも奈良や平安時代には伝わっていて、家の戸口に盛り塩をしていた歴史があります。
現在では厄除けや魔除けといった悪い気を家に入れないようにして、良い気を得るといった意味で置かれていることが一般的です。
パチンコ・パチスロでの運気低下
最近の異常な引きの弱さ
私は20年近いキャリアを持つ中堅パチンカー&スロッターだが、ここ最近の引きの弱さはこれまでにない”常軌を逸した状態”になっている。
ジャグラーでビッグとレギュラーの両方が確率通りどころか700分の1でしか引けず、ブドウすら8分の1くらいでしか引けないまま3諭吉ほど奪われ泣く泣く家に帰る事になったり・・・その他諸々。
引きの弱さは実戦内容に止まらず、朝の抽選にも影響を与えているようで5回中3回が最後尾、残り2回も後ろから20番目という快挙を成し遂げている(だいたい毎回300~500人並ぶイベント)。
運気低下の原因を探る
なぜこんなに引きが悪くなってしまったのかだが、いろいろと思い当たる節はある。
一番は身内の喪中(もちゅう:人が亡くなってから1年間)どころか忌中(きちゅう:人が亡くなってから49日間)に毎日のように神社に参拝していた事が影響しているのかもしれない。
全く知らなかった事なのだが、忌中は故人を偲ぶことに専念する期間なので神社への参拝やお祭りは控えなければいけなかったようだ。
忌中の行動と神社参拝
忌中の行動
忌中は故人を偲ぶことに専念する期間ですので、神社への参拝やお祭り、結婚式やお祝い事への出席は控えるようにします。
神棚があるご家庭では、神棚に白紙を掛けお参りを控えます。
お正月をまたぐ場合は初詣も控え、神棚の御札は忌明け後に受けましょう。
やむを得ず期間中に参拝する場合は、あらかじめ神社にご相談され、お祓いを受けてから参拝します。忌中(最長50日)が過ぎれば、通常通り神社へ参拝や神棚のお参りをしていただいて差し支えありません。
とんでもない事をしてしまったと思ったが、神社に参拝していた理由は亡くなった方にこれまで物凄くお世話になったから、せめて49日が過ぎるまで毎日神社(これが神社でなくてお寺ならよかった)で無事に天国に行けるようお祈りしていたからであって、決して悪気があったわけではない。
典型的な無知は罪というパターンだ。
さて、やむを得ず神社に参拝する場合はあらかじめ神社に相談しお祓いを受けてから参拝する必要があるようだが、もう参拝してしまった場合はどうすればいいかが重要。
その場合もお祓いを受けるか、塩で清めれば大丈夫(本当に大丈夫なのか?)らしいので、それも含めての盛り塩チャレンジという事になった。
盛り塩にチャレンジ
完璧な盛り塩を目指して
結論から言えば、こんな”盛り塩プロ”顔負けの盛り方ができるようになったわけだが、ここに至るまでには結構苦労した。
塩の盛り方はさほど気にしなくても良いと書いてあるサイトやきれいに盛ったほうが効果(何の効果かは分からないが)が高いと書いてあるサイトがあったり・・・。
まあ、きれいに越したことはないしそんなに難しいものではないだろうと思っていたが、最初はなかなか上手にできなかった。
盛り塩の材料と道具選び
数々の失敗からアドバイスすると、一番重要なのは”塩のセレクト”だ。
サラサラしているものではなく、少し湿り気がある粗塩を選ぶときれいに盛りやすい。どうしてもサラサラのやつが良いという人は霧吹きで予め湿らせてから盛らないと困難を極めるだろう。
ちなみに私が使っているのは「瀬戸の塩」という商品(天然のものがいいらしい)。
何種類も試したがこれが一番良かった。
盛り塩をつくるのに必要な道具や材料は、塩、塩を入れて固める器、盛り塩を置く皿の三つ。
Amazonや楽天市場の”盛り塩用品の売れ筋ランキング”から好きなものを選んでもいいし、近くの100均で揃えられるものは揃えてもいいだろう。
私は最初100均で塩を固める器と皿を買って、今は100均の物より効果が高そうな気がする少し偉そうな盛り塩セットに変えた。
盛り塩の作り方
盛り塩をつくる時のコツは、ふわっと多めに塩固め器に塩を入れてから若干空気を含ませるように柔らかく指の腹で抑えてあげる事。
そして塩固め器を皿にセットしゆっくり取り外すときれいにできると思う。
盛り塩の設置と管理
完成した盛り塩は玄関や部屋の四隅(端と端の二か所でもOK)に置いて、毎月の1日と15日の月2回取り替えるのが神道ではベストのようだ(新月と満月でも良い)。
処分する時は特に決まり事はなく燃えるゴミに出してもいいし、浄水で流してもいいらしい(おすすめは浄水で流す事)。
まとめ
以上が、パチンコやパチスロであまりにも運や引きが悪い人におすすめする”盛り塩”という古来からの風習だ。
オカルトといえばオカルトなのだが、歴史がある分訳の分からないものより効きそうだしお金がたくさんかかるものでもないので気分転換の意味も兼ねて試してみるのも悪くないと思う。
私はあまりにも引きが弱すぎて心が折れてしまったので、盛り塩をしてからまだ勝負には行っていないが、次の実戦ではせめて確率通りに引ける事を願っている。