当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています

パチンコ店の受動喫煙対策|喫煙環境の現状とマスク使用時の重要ポイント

改正健康増進法の施行期日

図:受動喫煙対策-厚生労働省

原則屋内禁煙が義務付けられた「改正健康増進法」が2020年4月1日より全面施行されてから、すでに5年以上が経過した。

タバコの煙には、約4000種類の化学物質、約200種類の有害物質、60種類以上の発がん性物質が含まれており、厚生労働省によると年間15000人以上が受動喫煙によって癌や心疾患、脳卒中で亡くなっている。

パチンコ・パチスロ好きでタバコを吸わない人間は、この法律の施行を今か今かと心待ちにしていた事だろう。

しかし、施行から5年以上経った現在、パチンコ店の喫煙環境は地域によって大きく異なる状況となっている。




法改正後のパチンコ店と受動喫煙対策の現状

多くの非喫煙者が期待していた「クリーンなパチンコ店」という理想は、残念ながら全国一律では実現していない。

その理由は、パチンコ店が「喫煙目的施設」として認められ、一定の条件を満たせば店内での喫煙が可能となる特例が設けられたからだ。

現在のパチンコ店の喫煙対応パターン

2025年4月末時点で、全国のパチンコ店における加熱式タバコプレイエリアの導入率は約31%まで増加しており、現在のパチンコ店は大きく以下の3つのパターンに分かれている。

1. 完全禁煙+喫煙所のみ(約69%の店舗)

店内は原則禁煙で、紙巻たばこ・加熱式たばこともに専用の喫煙室でのみ喫煙可能。遊技中の喫煙は一切不可。このタイプの店舗では、タバコの煙や臭いに悩まされることはほぼなくなり、非喫煙者にとっては非常に快適な環境となった。

2. 加熱式タバコOKエリア設置(約31%の店舗)

店舗の一部のフロアや区画を「加熱式たばこエリア」とし、そこでは加熱式たばこ(iQOS、Ploom TECHなど)を吸いながら遊技が可能。紙巻たばこは喫煙室のみ。

3. 多層階店舗での階別分煙

例えば1階は完全禁煙、2階は加熱式タバコOKといった形で、フロア全体を分けることで壁などの設置コストを抑えている店舗もある。

地域による大きな差

加熱式タバコプレイエリアの導入率は地域によって大きく異なる。

東京都では約68%と7割近い店舗が導入しており、関東地方を中心に設置店舗が集中している。一方、兵庫県は県条例の影響で加熱式エリアの設置がゼロとなっているなど、地域差が非常に大きい。

興味深いのは、加熱式タバコプレイエリアの設置店舗数が2022年以降も年間200軒強のペースで増加を続けており、ピークアウトの兆しが見えていないことだ。

加熱式タバコエリアが増える背景

パチンコユーザーの喫煙率は約59%と、一般の喫煙率16%と比べて圧倒的に高い。そして遊技者のうち約3人に1人が加熱式タバコや電子タバコのユーザーと推定されている。

このため、競合他店が加熱式タバコエリアを設置すると、喫煙客の流出を恐れて追随する店舗が出てくるという構図がある。特に東京などの激戦区では、この傾向が顕著だ。

私が通っているホールの現状

私自身は幸いなことに、通っている店舗が「完全禁煙+喫煙所のみ」のタイプで、加熱式タバコもNGとなっている。そのおかげで以前のような地獄の環境から解放され、今は非常に快適に遊技できている。

ただし、1店舗だけ一つのフロアに限って加熱式タバコOKの店があり、また加熱式タバコOKの店が増えてきているという話も聞くので、自分が通っている店では絶対にやめてほしいと切に願っている。

法改正前のパチンコ店、特にジャグラーの島などは本当にひどかった。意識の低い打ち手が溢れ、灰皿を詰まらせたり、灰皿を使わずに床に灰を落としたり、ほとんど吸いもしないのに火だけ着けて副流煙モクモクは当たり前。常軌を逸した行動に(自分の家でもこんな感じなのか・・・)と開いた口が塞がらなくなったものだ。

今はそうした光景を見ることはなくなったが、加熱式タバコエリアのある店舗では、また別の問題が起きているようだ。

マスクによるタバコ煙対策の有効性と限界

では本題に移るが、タバコの煙や臭いがまだ残っている店舗や、加熱式タバコエリアのある店舗に行く際、マスクを利用している人は多いと思う。

私もパチンコ店に行く時は念のためマスクを着用しているのだが、マスクには多少の臭い軽減効果くらいしか期待できないのは知っているだろうか。

通常のマスクでは、煙に含まれる発がん性物質等の有害成分が主流煙より多く含まれている副流煙(喫煙者が吐き出した「呼出煙」、たばこから立ち上る「副流煙」が混ざった煙)が体内に入るのを防ぐ事はできない。

本気で防ごうと思えば、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の規格に合格した「N95マスク」かそれに準じる日本の国家検定品「DS2」クラスのマスクが必要になる。

防塵マスク「DS2」

これらは歯科のデンチャー等をつくる歯科技工士や工場で粉末を扱う人が粉塵対策に使うような代物なので、一般人が日常で着用している光景はあまり見たことはない。

マスクの形状を見ればタバコの煙を防ぐ事がどれだけ難しいか分かってもらえると思う。何度か使った事はあるが着け心地も当然よいとはいえず、息苦しい上に蒸れる。これを毎日のように着用して仕事をしている人たちには尊敬の念を禁じえない。

フィルター性能と実際の効果は別物

普通の見た目のマスクでも「PM2.5やタバコの煙を90%以上吸着」などと謳っているものもあるが、あれはフィルターの効果を説明しているのであって、実際に人間が着用した場合の効果を示しているものではない。

フィルターが高性能なのは当然として、マスクと肌部分がぴったりフィットした形状こそが重要なのだ。いくらフィルターが優秀でもマスクと肌の間から入り込んでくるのでは意味がない。

臭い対策としては有効

以上の理由で通常のマスクでは喫煙者の副流煙を防ぐ事はできないのだが、臭いに関してはある程度の効果はあると思う。

通常のマスクではなく活性炭の入ったものを使えばさらに臭いの軽減効果はあるだろう(有害物質を吸着できるなどと説明しているサイトもあるが、マスクに使われているような薄い活性炭フィルターでは0に近いくらいしか効果は期待できない)。

結論として、通常のマスクは「タバコの臭い」を多少軽減する程度で、「有害物質による受動喫煙」を防ぐ効果はほとんど期待できないと認識しておくべきだ。

マスク利用者が特に注意すべき「三次喫煙」

臭い対策でマスクを着けている人は多いと思うが、加熱式タバコエリアのある店舗や、換気が不十分な店舗で長時間マスクを着用する場合はこまめに新しいものと交換する事を強くおすすめする。

その理由は「三次喫煙」だ。

三次喫煙とは

三次喫煙とは、壁紙や布、家具などにしみ込んだ残留タバコ成分(タバコに含まれている有害成分)によって健康被害を受けること。

残留タバコ成分が空気中の化学物質と反応して揮発し、ニトロソアミン等の発がん性物質をつくったという研究結果が発表されている(2010年米国ローレンス・バークレー国立研究所発表)。

三次喫煙は換気による排除が難しい事や、空気中の物質と反応して発がん性物質に変化した有害物質の影響が長期にわたって持続する事から、受動喫煙(二次喫煙)以上に毒性が高いという報告もある。

マスクにおける三次喫煙のリスク

遊技中、特に加熱式タバコエリアのある店舗では、残留タバコ成分が当然マスクの表面に大量に付着する。同じものを着け続けていると危険な有害物質を何時間も吸入し続けている事になる。何日も同じマスクを着けるなどは論外だ。

マスクをしたまま朝から晩まで遊技して家に帰ったら喉がイガイガしたり声がかれてしまった経験はないだろうか。そうなった理由のひとつは長時間人体へ有害な化学物質が暴露され続けた事だ。

私も以前、まだ喫煙環境が悪かった頃はパチンコ店に行く度喉に不調が起こっていたが、数時間に1度マスクを取り換えるようになってからややマシになった。

今は通っている店舗が完全禁煙になったおかげでそうした不調もなくなったが、加熱式タバコエリアのある店舗に行く機会があれば、今でもマスクの交換は欠かさない。

推奨される対策

タバコの三次喫煙を少しでも軽減したい人は、マスク(普通のマスクではどうせ有害物質は防げないので安物で十分)を短いスパンで交換する事をおすすめする。

  • 交換頻度の目安:数時間に1度など、短時間で新しいマスクに交換することが望ましい
  • マスクの種類:有害物質の防御は困難なため、コストパフォーマンスを考慮し、安価な通常の不織布マスクをこまめに交換するのが現実的な対策と言える
  • 活性炭入りマスク:臭い対策としては通常のマスクより効果的だが、こちらも頻繁な交換が必要

特に加熱式タバコエリアのある店舗では、見た目には煙が少なく感じても、残留タバコ成分は確実に空気中に漂っている。「煙が見えないから大丈夫」と油断せず、マスクの交換を心がけよう。

Brodio BIGマスク

私はBrodioのマスクを愛用している。個別包装で衛生的で超大きめサイズなので顔が大きめの人でも余裕をもってつけられるのが特長。

まとめ

パチンコ店におけるタバコ対策は、法改正から5年以上経った現在でも地域や店舗によって大きく異なり、完全には解決していない。

私のように完全禁煙の店舗に通える非喫煙者は非常に恵まれているが、地域によっては加熱式タバコエリアのある店舗が主流となっているところもある。そして残念ながら、そうした店舗は今も増加傾向にある。

「タバコが嫌ならパチンコ店に行かなければいい」と言う人もいるが、別にパチンコ店が喫煙を推奨しているわけでも、喫煙者が非喫煙者に対して副流煙を浴びせかける権利があるわけでもない。

非喫煙者の方は、自分の健康は自分で守る意識を持って、パチンコ・パチスロを楽しんでほしい。

[Brodio] 超大きめマスク

😷【Brodio】BIG不織布マスク😷

Amazonでチェック
Rakutenでチェック

【参考サイト】
加熱式タバコプレイエリア導入のパチンコホールは24年4月末で30%を突破|パチンコ・パチスロ情報島

タイトルとURLをコピーしました