久しぶりの記事更新。
月に6回以上はホールに行っているのでもう少しマメに更新したいところだが、いざ実践記事を書くとなるといろいろと手間暇がかかるので実践中に撮った画像ばかりが積み上がっている状況だ…。
ただ、今回は大好きだった【コードギアスR2 C.C.ver. 】の正統後継機がついに登場したので重い腰を上げてみた。
コードギアス 反逆のルルーシュ3 C.C.&Kallen ver.を打った感想
機種名は【パチスロ コードギアス 反逆のルルーシュ3 C.C.&Kallen ver.】。
最大250枚程度獲得できるリアルボーナスを搭載したボーナス+AT機(GAT)で、設定6の機械割は113%(完全攻略時)と前作に引けを取らない仕様になっている。
まだ数回しか触っていないので深い部分までは見えていないが、とりあえず【ギアス3CC&カレンver】を打ってみて感じたことを書いていきたいと思う。
出玉面とボーナスの消化スピードは申し分なし
設定6の113%は別格として、それ以外の設定でも完全攻略で設定1から機械割は100%を超え、設定4で107%弱、設定5で110%と非常に優秀だ。
さらに驚いたのはボーナスの消化スピード。
ジャックイン方式のボーナスシステムを採用することで高速消化を可能にしている。(約250枚獲得可能なHBBで最短23G)
これまでのサミーの機種ではイニシャルDやギアス3、ツインパあたりがリアルボーナスを搭載していたが、100枚程度しか獲得できないボーナスを長時間かけて消化するのは結構しんどいものがあった。
ボーナスの高速消化万歳!
SANKYOや藤商事あたりが量産している自殺者が出そうな高射幸性の爆裂AT機はおとがめなしなのに低射幸性のノーマルタイプは潰す愚の骨頂である短中期出玉規制で雁字搦めの中、これだけの出玉設計を実現したのは素直に素晴らしいと思う。
AT中の押し順ベルが若干だるく感じるが、ディスクアップやマッピーのように小役の枚数が多いと偏り次第で出玉が安定しないのでまあ文句はない。
前作から進化した「ATゲーム数の引継ぎ」「RB中の上乗せ抽選」
出玉面以外で誉めるポイントは「ATゲーム数の引継ぎ」。
前作はBB後のRT(150G)を消化している時にRBに当選するとRT50Gが再セットされる仕様になっていたので、BB後すぐにRBに当選した時は残念な気持ちになったものだ。(残りRT120GでRBに当選→残りRT50G)
しかし、今作は50G以上ATゲーム数が残っている状態でRBに当選しても残りゲーム数が引き継がれる仕様に変更された。(残りAT120GでRBに当選→残りAT120G)
これは非常にうれしい進化だ。
その他、今作からRB中の技術介入成功でATゲーム数の上乗せ抽選が行われるようになった。意外と上乗せされるので地味にうれしい進化ポイントだと思う。
演出面は手抜きが目立つ残念な出来
出玉面は素晴らしいが、演出面に関しては正直あまり面白くはなかった。
最大のマイナス点は前作で大好きだった通常時の「扉煽り」(扉チラや扉カタカタとも)がなくなったかもしれないこと。
あいつは地味な演出のくせに激熱なのが本当にたまらなかった。
前作で一番好きだった演出を聞かれたら多分95%くらいの人がこの扉チラを挙げるのではないだろうか?それくらい中毒性のある素晴らしい演出だったと思う。
サミーさんもそのあたりは分かっているはずだから今作にも必ず継承されているものだと楽しみにしていたが、とりあえず私が回した約20000G間では確認できなかった…。
演出のバランス調整などで前作よりも出現率が下がった可能性もあるし、たまたま私の引きが悪くて見られなかっただけかもしれない。
ただ、扉チラの代わりっぽい演出(ハニカム柄の煽り)があったのでなくなった可能性も十分考えられる。
この新しい演出(ハニカム柄煽り)だが、リプレイが揃ったらチャンスだったりと扉チラに近い役割を果たしている気がする。
ただ、小動物の首をキュッとしめたような効果音(キュウゥーン)や信頼度のバランスはイマイチ。
あと、これを扉チラの代わりにしたかったのなら色で信頼度に差をつけたのも悪手だと思う。
ハニカム煽り赤バージョンは確かに熱いが別に必要なかったのではないかと。
SANKYOや藤商事じゃあるまいしパチンコの糞みたいな部分をスロットにもちこまなくていい。シンプルイズベスト。
その他、リール枠モヤモヤあたりもハニカム煽りに近い信頼度に感じた。
通常時の演出バランスは何とも言えない感じ。
強めの演出はきっちり熱いものの、外れる時は外れる。
ギアス3では一度も外したことがなかったユーフェミアのカットインが今のところ3回中1回しか当たっていなかったりキリン柄を平気で外したり…。
左からのCC絵柄狙いで消化していたら弱めの演出でCC揃いすることや無演出でいつの間にか当たっていたというパターンもあったので、何でも当たるし何でも外れる演出バランスなのかなと。
強めの演出では、ギアス3から継承されている「魔人が目覚める日」「礼拝堂」「黄昏の間」「CCとルルーシュ」あたりはやはり熱くほとんど外れることはなかった。
ギアス3の時には出現しなかったと思われる演出で私が確認したのは「CC背景」と「黄昏の扉」(通常時)あたり。
今作の演出バランスが物凄く悪いとは思わないが、扉チラやステップアップ機体バージョン(ステップ1で紅蓮聖天八極式が出るやつ)がなくなったりと脳汁ポイントが減って全体的に寂しくなった印象だ。
AT中の演出に関しては通常時よりもさらにつまらなく感じた。
今作はAT中のモードを「BLACK REBELLION」「KALLEN TIME」「C.C. TIME」の3つから選べるのを売りにしているのだが、どれも手抜き感が強くグッとくるものがない。
「BLACK REBELLION」はギアス3のATをベースにしているので目新しさはなく、「KALLEN TIME」と「C.C. TIME」に関しては演出のパターンが少ない。
「KALLEN TIME」と「C.C. TIME」は強めの演出を待ちつつ、たまにセグを確認してナビ無視でCC揃いを狙うのがおすすめの打ち方。というかそれくらいしか楽しむ方法がない。
私はカレンの声を担当している小清水亜美さんが好きなのでカレンモードを選んで「Make My Day」を聞きながら信頼度90%超えの「セクシーチャンス」待ちでのんびり楽しめるが、コードギアスという版権や声優に興味がない人は正直退屈だろうなと思った。
【ギアス3CC&カレンver】はRB後に50G、BB後には150GのATがついており、ATの滞在時間が多いので演出に関してはもう少し頑張ってほしかったというのが素直な感想だ。
あと、演出には直接関係ないがパチスロ用に描き起こしたであろう新規のイラストも全く以て駄目。
特にカレンの絵は媚びたような画風(なんだあのネズミを拗ねさせたみたいな絵は…)からはカレンの良さが全く感じられない。オリジナルの絵は素晴らしかったんだなと再確認した。
リール制御はイマイチで自由度も低い
そして、演出面と同じくらい残念なのがリール制御というか打感というか、出目であまり楽しめないところ。
これはリール配列の問題なのか入賞ラインが右上がりの1ラインだからなのかは分からないが自由度が低く前作のような爽快感がない。
順押しcc狙いや中リールバー狙いがおすすめ
私の基本的な打ち方は順押しcc狙いか中リールバー狙いだ。
順押しcc狙いは主に演出発生時に左リール上段あたりに二連ccの下の方を狙う打ち方。
二連ccが枠内に止まればcc揃い(ボーナス確定)チャンスとなる。
この打ち方で注意しなければいけないのは赤7を枠内に押さないこと。
スイカやチェリーが赤7頭のボーナスと重複している場合、ボーナス揃いを優先することから赤7が下段に止まり小役を取りこぼす可能性がある。若干遅めに押すのがポイントだ。
中押しの場合は黒バー狙いがおすすめ。
中リールの中段にスイカが止まれば基本的にスイカかチャンス目。
左リールは二連ccの下図柄がスイカの代用になり適当押しでもとりこぼさないので右リールのみスイカを目押しすればOK。
中押しだとスイカを取りこぼしにくいので割とスイスイ回していける。
中段にチェリーが止まった時は左か右リールのどちらかにチェリーを目押しすればOK。
私がなぜ中リールにバーを狙うかというと、前述のボーナス優先制御のせいでスイカやチェリーをとりこぼす可能性があるからだ。
例えば↑画像のように赤7が中段に止まった場合、ボーナスと重複、もしくはボーナス成立後のスイカやチェリーを取りこぼす可能性がある。(制御的に左右のリールにスイカを狙っても獲得できない)
赤7と違って白7はスイカ重複の可能性がないらしく解析サイトでは白7を推奨しているが、成立役が分かりにくいのと中押し7狙いで中段に7が止まった時左右にチェリーを狙ったにも関わらずなぜか止まらなかったことがあったのでそれ以降はボーナスを狙う時以外はバーを狙うようにしている。
まだ数回程度しか打てていないので順押し・中押しの細かい法則を探ったり右押しは試せていないが、今のところリール制御や出目で楽しめる感じではない。前作のような滑り要素が少ないのも影響しているかもしれない。
まあ、ボーナスを判別している時に中リール中段7から右リール上段7が止まった時や右リール下段以外に7が止まった時、左でレギュラーを否定した時などはそれなりにおぉっとさせてくれるので全く面白くないことはないが、入賞ラインで出目の面白さがかなり変わるんだなと勉強になった。
以上が【パチスロ コードギアス 反逆のルルーシュ3 C.C.&Kallen ver.】を何度か打ってみての感想だ。
出玉面は本当に文句の付け所がない。
だからこそ演出面やリール制御なども頑張ってほしかった…。
そのあたりも完璧なら間違いなく覇権台になっていたと思うが、トータルでは凡台に近い出来ではないかと。
“GAT”という仕組み自体は凄く良いと思うので今後の開発に活かしてほしい。
カバネリGATなんかを出せば扉チラも復活できるだろうし、R2CCバージョンと同じくらい好きだったアルペジオの後継機にも期待している。