この日の本命は『マイジャグラー5』。設置台数は15台。これまでのデータ取りから設定6が1台、設定5が2台入る予想を立てていた。
抽選番号は29番。悪くはないが、本命台には手が届かず、第2候補の台を確保した。
最近は、ようやく目が覚めたのか荒いAT機からマイジャグに流れてくる人が増え、良番じゃないと座ることすらできなくなってきた。ジャグラーの島の客層が少しずつ変わりつつあるのを感じる。
今回は実践レポートに加えて、「マイジャグで5000枚・万枚を出す確率」「夢の100ペカ達成確率」を独自のシミュレーションで検証してみた。先に言っておくと、マイジャグの万枚は想像以上に非現実的だ。
序盤:GOD並みのコイン持ちから一転、怒涛の連チャン
打ち始めて200ゲームほど、ボーナスはなかなか当たらない。しかもコイン持ちがGOD並みに悪い。嫌な予感がよぎる。

だが250ゲームあたりで当たったBIGから世界が一変した。今まで経験したことのない怒涛の連チャンが始まったのだ。
約1800G時点でBIG12回、REG11回。出玉は一気に+2000枚に到達。異常に速い。

2000枚の壁、そして4000枚の壁
しかし、6号機ジャグラーはここからが本当に難しい。なぜなら難攻不落の「2000枚の壁」が待っているからだ。
以前この壁についての記事をいくつか書いたが、今でも毎日そこそこのアクセスがある。完全否定する人もいるが、ジャグラーを打ち込んでいる人ほど、この壁の存在を強く感じるのではないだろうか。

私自身、今年に入ってから10回以上はこの壁にやられている。最近は設定6だと確信できる状況以外では、2000枚付近で数回チャレンジし、突破できなければ撤退するようにしている。その後2000枚を超えた台は1台たりともないのが興味深い。
だが、この日はそんなオカルトめいた壁の存在を全く感じなかった。
2000枚到達後もさらに加速するようにボーナスを連打し、約2500G時点でBIG18回、REG20回、合成確率1/66。出玉は一気に4000枚弱に達した。ここまで速い出玉増加はあまり経験がない。

経験上、設定6の2000枚の壁突破率は圧倒的に高い。しっかりREGが引けていることも相まって、設定6の期待感は否が応でも跳ね上がる。
しかし、分かる人には分かると思うが、実は2000枚の壁以上に強固なのが「4000枚の壁」だ。
これまで設定6を何度も打ってきたが、ここが越えられずに結局4000枚弱で実践を終えることも多かった。設定6の期待値が約3100枚(後述)であることを考えると、4000枚近辺で頭打ちになるのはむしろ数学的に自然なことでもある。
その例にもれず、2000ゲームほど揉まれた。納得感と同時に「このまま閉店までもみもみかな…」と予想していたのだが…
中段チェリーが二度流れを変える
ここで流れを変えたのが、いつも通りの中段チェリーだった。
これまで何度も実践記事で書いてきたが、「中段チェリーは流れを変える」。

勢いを取り戻し再び連チャン状態に突入したが、今度はBIGの勢いが若干弱まりREG先行の展開になった。
約5300G時点でBIG29回、REG40回。出玉は+4700枚ほど。BIG先行ならな~とも思ったが、すでに十分な出玉があり、GOGOランプが絶えず光ってくれるので何の文句もない。

しばらく出玉微増のREG先行が続いた後、またもや中段チェリーからこれまでにない強烈なBIG先行の連チャンが始まった。
1G連4連続を含むえげつない連チャンで、その速さたるや自分も周りもドン引きするレベルだった。
あれだけREG先行だったのに、気がつけばBIG54回、REG54回と完全に追いつき、出玉は差枚で+8400枚ほど。中段チェリーが2度にわたって流れを変えた格好だ。

最終結果:9197G BIG56 REG56 +8600枚
最終的には9197GでBIG56回、REG56回の112ペカ。
ジャグラー打ちの夢の一つである100ペカを大幅に上回り、キリよく言えば110ペカ達成。出玉は+8600枚で実践終了となった。

| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 総ゲーム数 | 9197G |
| BIG | 56回(1/164.2) |
| REG | 56回(1/164.2) |
| 合算 | 112回(1/82.1) |
| 差枚 | +約8600枚 |
ジャグラーシリーズの自己最高出玉は4号機の頃の約9500枚。6号機では6000枚程度が最高だったので、大幅な記録更新となった。
予想設定は当然、設定6。
BIG・REGが完全に1:1、合算1/82.1は設定6の理論値(1/114.6)を大きく上回る上振れだ。設定6で9197G回した場合のボーナス期待回数はBIG・REG合わせて約80回。今回の112回は期待値の1.4倍に相当する。
ブドウに関しては途中までカウントしていたが、自分の台が設定6濃厚だと分かった時点で終了。それ以上の判別は不要だし、何よりも目立たないことの方が大事だからだ。
ジャグラーで大量出玉が出る確率を検証する

ここからは今回の実践を題材に、5000枚オーバー、万枚オーバーなどの大量出玉獲得確率を検証してみたい。
機械割はメーカー公表値(適当打ち)とチェリー狙いの中間くらいのリアルな数字を使い、ボーナス回数はポアソン分布で近似、試行回数はほぼブレがなくなる数百万回で計算してみた。
大量出玉獲得確率:マイジャグ5 設定別・ゲーム数別
まずは各設定・各ゲーム数で、特定の差枚に到達する確率を見てほしい。
通常時8000G
| 設定 | 期待値 | 5000枚↑ | 6000枚↑ | 7000枚↑ | 8000枚↑ | 9000枚↑ | 万枚 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | −663枚 | 0.01% | — | — | — | — | — |
| 2 | −408枚 | 0.02% | — | — | — | — | — |
| 3 | +101枚 | 0.06% | 0.01% | — | — | — | — |
| 4 | +900枚 | 0.4% | 0.05% | 0.01% | — | — | — |
| 5 | +1613枚 | 1.5% | 0.3% | 0.04% | — | — | — |
| 6 | +2726枚 | 7.4% | 2.0% | 0.4% | 0.07% | 0.01% | — |
※「—」は0.01%未満
通常時9000G
| 設定 | 期待値 | 5000枚↑ | 6000枚↑ | 7000枚↑ | 8000枚↑ | 9000枚↑ | 万枚 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | −747枚 | 0.01% | — | — | — | — | — |
| 2 | −459枚 | 0.03% | — | — | — | — | — |
| 3 | +115枚 | 0.1% | 0.01% | — | — | — | — |
| 4 | +1012枚 | 0.7% | 0.1% | 0.02% | — | — | — |
| 5 | +1815枚 | 2.6% | 0.6% | 0.1% | 0.01% | — | — |
| 6 | +3067枚 | 12.1% | 4.1% | 1.1% | 0.2% | 0.03% | — |
通常時10000G
| 設定 | 期待値 | 5000枚↑ | 6000枚↑ | 7000枚↑ | 8000枚↑ | 9000枚↑ | 万枚 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | −828枚 | 0.02% | — | — | — | — | — |
| 2 | −511枚 | 0.05% | 0.01% | — | — | — | — |
| 3 | +130枚 | 0.2% | 0.03% | — | — | — | — |
| 4 | +1126枚 | 1.1% | 0.2% | 0.03% | — | — | — |
| 5 | +2016枚 | 4.1% | 1.1% | 0.2% | 0.04% | 0.01% | — |
| 6 | +3408枚 | 17.8% | 7.0% | 2.2% | 0.5% | 0.1% | 0.02% |
注目してほしいのは万枚の列だ。設定6で10000G回してようやく0.02%。5000回に1回しか起こらない。設定5以下に至っては数百万回のシミュレーションで1回も達成していない。
ハイスペックのマイジャグ5でこれなのだから、ジャグラーシリーズでの万枚はもはや都市伝説に近い。
今回の+8600枚はどれくらい珍しかったのか
今回の実践(9197G)に限定して、+8600枚以上が出る確率を設定別に計算した。
| 設定 | 期待値 | 8600枚↑の確率 |
|---|---|---|
| 4 | +1034枚 | ほぼ0% |
| 5 | +1854枚 | 約0.01% |
| 6 | +3132枚 | 約0.1% |
設定6であっても約0.1%。
宝くじとまでは言わないが、設定6を掴んだ上でさらに1000回に1回の引きが必要だ。
マイジャグ5の100ペカ達成確率
次に、ジャグラー打ちの夢の一つ100ペカについて。
ボーナスを100回引くにはどれくらいのゲーム数と設定が必要なのか。ボーナス合算確率からポアソン分布で計算してみた。
通常時9197Gの場合
| 設定 | 期待ボーナス数 | 100ペカ↑ |
|---|---|---|
| 1 | 56.1回 | ほぼ0% |
| 2 | 57.8回 | ほぼ0% |
| 3 | 61.9回 | 0.0005% |
| 4 | 67.9回 | 0.016% |
| 5 | 72.5回 | 0.13% |
| 6 | 80.3回 | 1.86% |
今回の実践の通常時9197Gだと、設定6で約2%。50回に1回だ。設定5以下ではほぼ不可能と言っていい。
通常時10000Gの場合
| 設定 | 期待ボーナス数 | 100ペカ↑ |
|---|---|---|
| 1 | 61.0回 | 0.0003% |
| 2 | 62.9回 | 0.001% |
| 3 | 67.3回 | 0.012% |
| 4 | 73.9回 | 0.22% |
| 5 | 78.9回 | 1.23% |
| 6 | 87.3回 | 9.77% |
通常時10000Gまで回せば設定6で約10%。
10回に1回なら「頑張れば手が届く」レベルに見えるが、これは「設定6で」「10000G回して」の話だ。
現在の厳しいホール状況では、設定6に座れる確率はイベント時でも激低だ。その上で10000G回せる時間を確保し、さらにボーナスが上振れしなければならない。万枚ほどではないが100ペカ達成も簡単ではない。
ちなみに今回の112ペカは、設定6・9197Gでも0.047%。約2100回に1回。100ペカの約40分の1の確率だ。こういう数字を見ると、この日がどれほど特別な日だったかを改めて思い知る。
ゲーム数を稼ぐことの重要性
表を見れば一目瞭然だが、大量獲得にせよ100ペカにせよ、ゲーム数を回せるかどうかで確率は劇的に変わる。
設定6の100ペカ達成率は9197Gで約2%、10000Gで約10%。たった800Gの差で5倍だ。回さなければ増えない。当たり前だが重要な事実である。
ただし、一番大事なのは健康だ。
私も若い頃は食事も取らずにひたすら回していたが、VDT(眼精疲労)を患ってからは十分な休憩を取りながら回すようにしている。
フルウェイトで回したり、箱にコインをスムーズに移すコツさえ掴めば、休憩を挟みながらでもそれなりのゲーム数を稼ぐことは可能だ。身体を壊してまで回す台は存在しない。

まとめ

マイジャグラー5の設定6の期待値は約3100枚。今回の実践の+8600枚はその2.8倍、確率にして約0.1%の上振れだった。
100ペカ達成率は設定6・9197Gでも約2%、今回の112ペカに至っては0.047%。そして万枚確率は設定6・10000Gでもわずか0.02%。5000回に1回という、もはや都市伝説の領域だ。
マイジャグ5は「設定6に座れば安定してたくさん勝てる台」だと思われがちだが、実際には設定6の期待値は3000枚程度にすぎない。今回のような大勝ちは、設定6に座れたことと、ボーナスが期待値の1.4倍に上振れたことの掛け算で初めて実現する。
だからこそ、こういう時には台に感謝し、店に感謝するようにしている。自分の引きを誇るのは最後。
もうすぐマイジャグラー6が出るみたいだが、入替までに万枚を達成したいものだ。


