マイジャグラー5で朝一800Gノーボーナスの大ハマリを食らった時の設定推測について、以前ベイズ推定で検証した。
結果は「設定56の確率が20%から6.4%に急落する」というものだった。
当該記事を読んだ知人から「マイジャグだけじゃなくて他のジャグラーも頼む」と言われた。同じ800Gハマリでも機種によって変わるはずだろ、と。
そこで今回は、現行ジャグラー全8機種で同じ計算を行い、「朝一ハマリの絶望度」を機種間で比較してみた。
ジャグラー機種別|800Gハマリで設定56はどこまで下がる?(ランキング)

結論から見てもらおう。全機種で800Gノーボーナス後に設定56の可能性がどれだけ残るか、下落率の大きい順に並べた。
| 順位 | 機種 | 800G後の設定56 | 下落率 |
|---|---|---|---|
| 1 | マイジャグ5 | 6.4% | 68.1% |
| 2 | ネオアイムEX | 7.4% | 63.0% |
| 2 | ミスジャグ | 7.4% | 63.0% |
| 4 | ハッピーVIII | 7.6% | 62.0% |
| 5 | ウルミラ | 8.0% | 60.1% |
| 6 | ファンキー2 | 8.2% | 59.0% |
| 7 | ガールズSS | 8.5% | 57.5% |
| 8 | ゴージャグ3 | 8.8% | 55.9% |
マイジャグVが68.1%で断トツの1位。800Gハマっただけで設定56の可能性が3分の1以下になる。一方、ゴージャグ3は55.9%で最下位。同じ800Gハマリでも12ポイントの差がある。
数字で言えば、マイジャグの6.4%とゴージャグの8.8%。たった2.4ポイントの差に見えるかもしれないが、元が20%からの下落率で見ると「68% vs 56%」。この差は判断に影響するレベルだ。
ただし、2位〜7位の6機種は7.4%〜8.5%の1.1ポイント幅に収まっている。実用上はマイジャグとゴージャグの両端を押さえておけば十分で、中間6機種の差は小さい。
なぜ機種によって差が出るのか
直感的には「設定1と設定6の合算確率の差が大きいほど、ハマリの判別力が高い」と思いがちだ。実際マイジャグ5(1.43倍)が1位でゴージャグ3(1.27倍)が最下位なので、大枠ではその通りに見える。
| 機種 | 設定1の合算 | 設定6の合算 | 設定1÷設定6 |
|---|---|---|---|
| マイジャグ5 | 1/163.8 | 1/114.6 | 1.43倍 |
| ファンキー2 | 1/165.9 | 1/119.6 | 1.39倍 |
| ハッピーVIII | 1/161.8 | 1/120.0 | 1.35倍 |
| ウルミラ | 1/164.3 | 1/121.6 | 1.35倍 |
| ガールズSS | 1/159.1 | 1/119.2 | 1.33倍 |
| ネオアイムEX | 1/168.5 | 1/127.5 | 1.32倍 |
| ミスジャグ | 1/156.4 | 1/118.7 | 1.32倍 |
| ゴージャグ3 | 1/149.6 | 1/117.4 | 1.27倍 |
しかし、ランキングはこの比の順番通りにはなっていない。たとえばファンキー2は比が2番目に大きい(1.39倍)のに、下落率ランキングでは6位だ。
理由は、ベイズ推定が全6設定の合算確率を使って計算しているからだ。事前確率は設定2に40%、設定4に20%、設定5に13%と中間設定に大きく配分されている。だから設定1と設定6だけでなく、設定2〜5の合算の重さ・軽さも結果に効いてくる。
ファンキー2はその好例で、設定5の合算が1/133.2と全機種中最も重い。設定5でもハマリやすいということは、800Gノーボーナスという事象が設定5をあまり否定しないということだ。結果として設定5の事後確率が残りやすく、設定56全体の下落が緩やかになる。
ざっくり言えばこういうことだ。
マイジャグ記事で書いた通り、朝一の糞ハマリは設定推測の材料を与えてくれる「ありがたい事象」でもある。その材料の切れ味が機種によって違うということだ。
機種別|何ゲームまで粘れる?設定56確率とやめどきの目安
自分が打っている機種で「何Gまでなら粘れるか」を確認できるよう、100G刻みの一覧をつくった。
| G数 | マイジャグ | アイム | ゴージャグ | ファンキー | ハッピー | ガールズ | ミスジャグ | ウルミラ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100G | 17.6% | 17.9% | 18.2% | 18.0% | 17.9% | 18.2% | 17.9% | 18.0% |
| 200G | 15.3% | 15.9% | 16.5% | 16.2% | 16.0% | 16.4% | 15.9% | 16.2% |
| 300G | 13.4% | 14.1% | 15.0% | 14.5% | 14.2% | 14.8% | 14.1% | 14.5% |
| 400G | 11.6% | 12.5% | 13.5% | 13.0% | 12.6% | 13.3% | 12.5% | 12.9% |
| 500G | 10.0% | 11.0% | 12.2% | 11.6% | 11.1% | 12.0% | 11.0% | 11.5% |
| 600G | 8.6% | 9.7% | 11.0% | 10.3% | 9.8% | 10.7% | 9.7% | 10.2% |
| 700G | 7.4% | 8.5% | 9.8% | 9.2% | 8.7% | 9.5% | 8.5% | 9.0% |
| 800G | 6.4% | 7.4% | 8.8% | 8.2% | 7.6% | 8.5% | 7.4% | 8.0% |
| 900G | 5.5% | 6.4% | 7.9% | 7.3% | 6.7% | 7.6% | 6.4% | 7.0% |
| 1000G | 4.7% | 5.6% | 7.0% | 6.5% | 5.8% | 6.7% | 5.6% | 6.2% |
※アイムとミスジャグは設定1÷6比が近く、小数点1位の丸めで全行一致しているが、精密には微差がある。900G以降はミスジャグがわずかに上回る。
100Gの時点では全機種17〜18%台でほとんど差がない。しかしゲーム数が進むにつれて差が広がっていき、1000G時点ではマイジャグの4.7%とゴージャグの7.0%で2.3ポイント差になる。
注目してほしいのは設定56が10%を切るタイミングだ。
| 機種 | 10%を切るG数 | 5%を切るG数 |
|---|---|---|
| マイジャグ5 | 510G | 960G |
| ネオアイムEX | 580G | 1080G |
| ミスジャグ | 580G | 1090G |
| ハッピーVIII | 590G | 1120G |
| ウルミラ | 620G | 1170G |
| ファンキー2 | 630G | 1220G |
| ガールズSS | 660G | 1240G |
| ゴージャグ3 | 690G | 1300G |
マイジャグは510Gで10%を切る。ゴージャグは690G。180Gもの差がある。
5%ライン(マイジャグ記事で書いた「安全マージンを含めた撤退ライン」付近)では、マイジャグ960G vs ゴージャグ1300Gで340Gの差。マイジャグの方が340Gも早く見切れるとも言えるし、ゴージャグはそれだけ判断に時間がかかるとも言える。
もちろんこれは「ノーボーナスが続いた場合」の話であり、途中でボーナスが来れば確率は回復する。あくまで「最悪のケースでどこまで耐えられるか」の目安だ。
設定4以上(設定456)で見るとどうか
設定56ではなく、設定4以上を含めた確率も参考までに載せておく。
| G数 | マイジャグ | アイム | ゴージャグ | ファンキー | ハッピー | ガールズ | ミスジャグ | ウルミラ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100G | 36.6% | 37.2% | 37.5% | 37.3% | 37.2% | 37.1% | 37.1% | 37.2% |
| 300G | 30.2% | 32.0% | 32.7% | 32.3% | 32.0% | 31.7% | 31.7% | 31.9% |
| 500G | 24.7% | 27.3% | 28.4% | 27.7% | 27.3% | 26.8% | 26.8% | 27.1% |
| 800G | 17.9% | 21.2% | 22.6% | 21.8% | 21.3% | 20.4% | 20.5% | 21.0% |
| 1000G | 14.4% | 17.8% | 19.3% | 18.5% | 17.9% | 16.9% | 17.1% | 17.5% |
マイジャグは800G時点で設定456が17.9%。一方ゴージャグは22.6%で、まだ4〜5台に1台は設定4以上の可能性が残っている計算だ。裏を返せば、ゴージャグは800Gハマっても見切りの決め手に欠ける。
設定4以上狙いの場合は設定56狙いよりも粘る余地があるが、設定4の機械割がそこまで高くない機種(アイムの設定4は101.1%)では、粘ったところで大きな期待値にはならない点に注意が必要だ。
まとめ|機種別の見切りやすさの違い
同じ「朝一800Gハマリ」でも、マイジャグなら強力な見切り材料になり、ゴージャグでは判断の決め手としてはやや弱い。この差を知っているだけで、見切りの判断が変わる。
ただし、ここで出した数字はあくまで「ノーボーナスが続いた場合」のシミュレーションであり、実際の判断は数字だけでは決まらない。マイジャグの記事で書いた通り、根拠の強度×台の情報×周囲の状況という三要素で総合的に判断すべきだろう。
それでも、自分が打っている機種の「ハマリ耐性」を数字で知っておくことは、いざという時に冷静な判断の助けになるはずだ。







